脳みそ溶かされるぴょんぴょん
これは 脳みそ溶かされた音楽 Advent Calendar 2017 の12日目の記事です。
こんばんはおひさしぶりです。はじめましてのひとははじめまして、えじょねこです。
さて早速ですが脳みそ溶かされた音楽を紹介していきましょう。
有名なのでタイトルでなんとなく分かった方もいるとは思いますが、Poingです。
みんなサラっと終わっているのでここから色々書くのもヤボでしょうが、お付きあい下さい。
Poingはあの誰でも知ってる世界最高のジャンルであるRotterdam Hardcore(Rotterdam Techno(日本のみ)(Gabba(Nu Style Gabba(Mainstream Hardcore))))の初期の流れを作ったといわれるRotterdam Termination Source(RTS)から1992年にリリースされたトラックです。
ジャンル(?)名の通りオランダはロッテルダムで生まれた音楽ですが、日本にはあの電気グルーヴの石野卓球さんがラジオで流すことで無事国民洗脳の一途を辿ります。
…と書いていきたいところですが本題からズレるのでRotterdam Technoに関しては、みんなだいすきテクノウチ先生のハードコアテクノ入門をよんでね。よくまとまっています。
Hardcore Technorch: ハードコアテクノ入門 GABBA & HAPPY HARDCORE
話を戻して、Poingです。
Rotterdam Technoは当時としてはかなり攻撃的なジャンル(?)だったりしますが、このPoingは攻撃的というよりはゴリ押しみたいなところがあります。
単調なリズムパターンにポヨンポヨンという音。
激しいガバキックもない、BPMも150程度だ、使われている音だってキックとスネアとハンドクラップとハイハットとシンバルとぴょんぴょんとよくわからないサンプリング音源だけでEDMみたいなイケイケパリピでゴイスーな音楽ではありません。
ですがなんというかこう…クセになってくるんですよね。スルメ曲みたいな感じでいつまでも聞いていられるし心ぴょんぴょんどころかもう脳みそドロッドロですよ。
さて、Poingのよくわからない気持ちよさがわかったところでこのエントリも終わりと思ったら大間違いです。
まだあります。Remixというものが……!
先程のテクノウチ先生のハードコアテクノ入門でも紹介されていたThe Best Of Rotterdam Records Vol 1ですが、ここにはPoing(Jump A Little Higher)というリミックスが収録されています。
一部のリズムがなんかどこかで聞いたことのあるサンプルになっていたり謎のボイスが随所に折りこまれたりでもやっぱりいつものPoingぽい感じだったりと、「いつものPoingもいいけど色々なPoingが聞きたいなぁ」という方にもオススメ!
実は私は本家よりもこれを先に知ったので、さらにPoingの世界にのめり込むことになりました。
でも「リミックスってどれがいいのかよくわからないよ~~」という疑問も出てくるでしょう、おすすめがあるのでお教えします。
それは「Ultimate Poing Collection」と言うコンピレーションアルバムです。
- Poing (12 Inch Mix)
- Poing (Bonus Poing)
- Poing (Stuiterhouse Remix By Maurice Steenbergen)
- Poing (Jump a Little Higher By Paul Elstak)
- Poing (Tune Request)
- Poing (Ben Liebrand Remix)
- Poing (Easy Synth)
- Poing (Phenomania Remix)
- Poing (Bert en Ernie Remix)
- Poing (Alici-remix)
- Poing (De Bos Remix)
- Poing (Mark Van Dale & Enrico Remix)
- Poing (Atlantic Ocean Speed Dub)
- Poing (Rockafellas Clubmix)
- Poing (ODJ Team Radio Edit)
- Poing (ODJ Team Remix)
- Poing (Crush Mix)
- Poing (Partyraiser Mix)
全部Poingです。
なんだこれ!お前Get Wildみたいだな!
オリジナルPoingが1曲にPoingリミックスが17曲の泣く子も黙る合計18曲セット!今昔Poingリミックスが目白押し!
いつものPoingらしいPoingだったり、Poingらしくないけど「あっこれPoingじゃん!」みたいなのだったり、「なにこれまったくPoingじゃないじゃんなんだこれ一昨日きやが…ヒョオオPoingダァァァ!!」みたいなのだったり、ガバキックがガンガン来たり、いつものあのポヨンポヨンが色んな角度からぶん殴ってきます。
さすがにこれを1曲1曲書いていくのは厳しいので、割愛するネ。
とりあえず現在このUltimate Poing Collectionを簡単に手に入れる方法はiTunesで配信しているものを購入するしかないようです。
(購入するのがアレだったら多分Youtubeを漁ったりしたらみつかるかもしれない)
これをリリースしたMid-Town Recordsはどうやら2012年に破産し、現在はなくなってしまったレーベルのようで、配信先がほとんど見当たらないのはこれのせいでしょうか。
しかし、Mid-Town Recordsの公式サイトをみると"Mid-town Records will return in 2018, "と書いてあるので、どうやら復活するようです。嬉しい話です。
しかもニューレーベルのためのデモテープを募集しているようです!もしあなたがクラブミュージックのトラックメイカーであれば応募するのもよいかもしれません。
過去のリリースも購入できるようになってくれるといいなァ。
というわけでPoingでした。古典みたいなものなのでお気に召さなかったらすみません…。
明日の記事はofftoonさんです。
じゃぁ!