SKKをはじめた
こんばんは。おひさしぶりです。
三連休いかがお過ごしでしょうか。わたしは家にいます。
さて、タイトル通りです。SKKです。
以前から各所で名前を聞きまくってはおすすめされ、これはよいものだという意見を腐るほどいただいていたんですがなかなか踏んぎりがつかずにいました。
そもそもSKKってなによ?って話なんですが、日本語を入力するためのソフトウェアです。
詳しくは SKK - Wikipedia とかをみるとよいと思います。
普通にパソコンをポチポチしているとほとんど意識することもないかと思いますが、例えばWindowsだとMS-IMEというものがありますね。あまりにも変換がバカだからATOKにしたり、フリーのGoogleIMEに
したりなどあると思います。
一般的に知られるIMEはある程度ひらがなで書かれた文章をいわゆる形態素解析を用いて文節を解析して変換をしていますが、SKKは入力時に全て自らが明示的に指定して変換を行っていきます。
例えば「百聞は一見に如かず」と入力する場合、
MS-IMEでは「ひゃくぶんはいっけんにしかず」と入力し、変換ボタンを押すことになるかと思います。
そうすると「百聞は」と「一見に」と「如かず」に別れて各々で変換に間違いがないか確かめ、変換に間違いがあった場合はその文節にフォーカスしまた変換ボタンを押して正しい候補にし、確定したところで終わりです。
普通はこれで問題はないですし当たり前じゃないかといわれそうですが、段々思い通りの変換をしてくれなくなってくることありますよね?あるよね?そうだよね?
わたしは割と起こっていました。誤変換に気付かず確定してしまい、消してまた書いて消して……なんてやったりする人も居るのではないでしょうか。
SKKではこんなことは起こりません。何故でしょうか。それは変換する単語や送り仮名を全て指定するからです。
上で例に挙げた「百聞は一見に如かず」でどのように入力するのか見てみましょう。
SKKではHyakubun haIkken niShiKa zu
と入力することにより「百聞は一見に如かず」と入力することが出来ます。
意味不明ですね。
SKKでは漢字変換を開始するところや送り仮名の始まりをShiftキーで指定します。上で言うとHyakubun
とかIkken
とかShiKazu
というところですね。
Shiftキーによってここは漢字変換するよというところを指定し、入力しおわったらSpaceキーを押して変換したい単語を選択します。つまり、自分でいちいち変換していくため誤変換がほとんど起こらないわけです。
送り仮名があるような文節ではどうでしょうか。ここでいうと「如かず」ですね。
上で説明した通り、送り仮名がつくところも自分で指定していきます。
ShiKa
と入力した時点で「か」を送り仮名と指定しました。
このまま「如か」と変換できればよいのですが、変換候補には望んでいる候補がでてきていないためSpaceキーを押して次の候補へうつります。
望んだ候補だった場合は確定ボタンを押さなくてもそのまま入力を続けることで自動的に確定します。
そして残る送り仮名であるzu
を入力して終わりです。
まぁ実際のところ、如かずくらいならそのまま変換できる(辞書のおかげ?)んですが…
さて、ここまで読んで気になったという方。SKKはとても簡単に導入が可能です。
実装がたくさんあるのでどれを選べばよいのやら…と思いますが、わたしはWindowsを使っていてちょうどよい先行者がいたためそれに倣いました。
karubabu.hateblo.jp
こちらをご覧ください。CorvusSKKを用いています。
GitHub - nathancorvussolis/corvusskk: SKK-like Japanese Input Method Editor for Windows
ほぼ全てここを見れば解決するかと思います。
実装がたくさんあると言いましたが、こちらも有名なようです。
SKK日本語入力FEP
というか、こちらのページの説明がとてもわかりやすかったのでわたしが長々と書く必要はなかったかもしれませんね。このブログは字数稼ぎで成り立っているようなものです。よろしくおねがいします。
SKKにおいては自分で変換したりなんなりしたりする関係上、辞書が不可欠です。
かるばぶ氏のブログでも書かれていますが辞書がないとゆうに変換もできないのでとりあえず入れましょう。
SKK辞書 - SKK辞書Wiki
とりあえず先人に倣いSKK-JISHO.L
を入れました。
入れるときにgzファイルそのままとか突っ込んで文字コードエラーを出しまくって
なんだこれは!と言いまくっていましたが、ご愛嬌。
とりあえず使ってみた感想としては、楽しいというところでしょうか。
正直入力速度は激落ちです。が、脳内で漢字部と送り仮名部を思い浮べて入力していくのはとても新鮮で入力そのものが楽しく感じられます。
楽しいだけじゃなくて実用的でなくては意味が無いと言われそうですが、誤変換に怯えたり誤変換するたびにいちいち変換した文章を消して入力しなおしてまた誤変換を…なんてことになってイライラすることは一切なくなります。
実用的、という点でいうともう一つあって、文章が正確に記述できる気がします。(まだよくわかっていないので気がするだけ。)
とりあえず、現状使っている分には不満はあんまりないのでこれからも使っていってみようと 思います。
あ、不満があるとすればどこが送り仮名だっけ…と入力の手が止まることがあるところでしょうか。まぁSKKに対する不満というよりは自分に対する不満ですが。
あとは拗音入力をいままでl
を用いてきたため、ASCIIモードとかちあってしまうところかな…。キーバインドを変更しようとしたらもっと変更箇所が増えてしまって、これは面倒だなぁとなったのでとりあえずx
で入力するように自分を矯正していく方向で…。
そういえば、KZ-ZS6を購入しました。まだKZ-ATEもKZ-ED2もPiston4もProHDもレビューしてませんが。どうしようね。
じゃぁ!